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防衛大綱報告書 装備を「量から質へ」転換せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
防衛大綱報告書 装備を「量から質へ」転換せよ(8月28日付・読売社説) 自衛隊は今、時代の急速な変化... 防衛大綱報告書 装備を「量から質へ」転換せよ(8月28日付・読売社説) 自衛隊は今、時代の急速な変化により、多様な事態に素早く対応することが求められている。部隊と装備のあり方を「量」から「質」へと、大胆に見直すことが肝要だ。 防衛大綱の改定に関する有識者懇談会が、報告書を菅首相に提出した。冷戦下に定められた「基盤的防衛力構想」を撤廃し、2004年の現大綱が打ち出した「多機能で弾力的な実効性ある防衛力」を推進するよう提唱している。 冷戦終結を経た現在、本格的な武力侵攻は当面想定されなくなっている。「独立国としての必要最小限の基盤的防衛力」を保有するとの名目で、「重要度が低い部隊、装備が温存されてはならない」とする報告書の指摘は妥当だ。 北朝鮮の核・ミサイルの脅威や中国の軍備増強を踏まえれば、近年の防衛費の削減傾向に歯止めをかける必要がある。一方で、財政事情は厳しく、防衛費の大幅な伸びは期待で
2010/09/03 リンク