悩む力 - 池田信夫 blog

先週、次の次の本の企画を編集者と話していて、「『悩む力』は75万部ですよ。ああいう本は書けませんか？」といわれたので、ブックオフで買って読んでみたが、途中で投げ出した。本書の主人公はウェーバーと漱石だが、きのう紹介した週刊東洋経済の特集でも、いまだに『プロ倫』を古典と信じている人が多いので、基本的な事実関係だけコメントしておこう。 前の記事でも書いたように、『プロ倫』には事実誤認が多い。フランクリンは、カルヴィニストではなく理神論者(Deist)だと自分で書いている。イギリスでも資本家にはアングリカンが多く、カルヴィニストは少数派だった。またウェーバーによれば、資本主義が西欧で生まれたのは19世紀ということになっているが、最初の株式会社ができたのは17世紀であり、イギリスで資本や利子の概念が法的に公認されたのは13世紀だ。 ウォーラーステインの見方でいえば、資本主義的な近代世界システム

[ropebreak]

ヴェーバーへの礼賛者も紋切り型だが、批判者も紋切り型、の例。

[ozniram]

ブックオフへ行くのか

[gogatsu26]

『「『悩む力』は75万部ですよ。ああいう本は書けませんか？」といわれた』→『ブックオフで買って読んでみた』→『途中で投げ出した』

[yhira0202]

漱石とウェーバーが主人公の本が75万部も売れたという事実。日本とはどんな国なのか…。やはり姜さんの声にやられただけなのか。と、言っておきながらブックオフで買って積読中。

[ikutosu]

とりあえずブクマ。

[TakahashiMasaki]

"ブックオフで買って読んでみたが"(wwww(ふつうに買えばいいのに

[m_yanagisawa]

( ´,_ゝ｀)＞「ブックオフで買って読んでみたが」

[georgew]

姜尚中氏 > みんなこの人のvelvet voiceに騙されてるのよ（苦笑）。