グローバルなクラウド - 池田信夫 blog

今週のEconomist誌の特集は、cloud computing。当ブログの読者には既知の話も多いと思うが、『クラウド化する世界』よりビジネス的な分析が行なわれている。特に重要な指摘は、クラウド化はデータセンターのグローバル化であり、ムーアの法則の帰結だということだ。 右の図でもわかるように、企業のITコストのうち、ハードウェアの比率は年々下がる一方、増えているのが管理費と冷房費だ。したがって人件費・電気代を節約してマシンを浪費することが合理的になる。このサーバは国内にある必要はなく、インドや中国などに分散したほうがはるかに安い。このように国際競争が起こる点が電力会社と違うので、utility computingといっても電力のような停滞産業にはならないだろう。 Web2.0の次のWeb3.0があるとすれば、このようにインターネットを分散計算環境にすることだろうが、これも発想としては

[teahut]

>右の図でもわかるように増えているのが管理費と冷房費... 国際競争が起こる点が電力会社と違うので、utility computingといっても電力のような停滞産業にはならない... ハンデになるのは人件費とともに世界最高水準の電気代

[T-norf]

北海道まで行かなくても、水冷とかいろいろあるでしょう。むしろ深刻なのは管理費で、クラウドと仮想化は流行じゃなくて長期トレンドになりそうですね。

[hiroki-u]

電気代がバカにならない。

[georgew]

ハンディキャップになるのは人件費とともに、世界最高水準の電気代だ。少しでも冷房費を節約するには、北海道にチャンスがあるかもしれない > なるほどなー。

[fromdusktildawn]

たしか、サンマイクロだかが、東京の地下にデータセンターを作る計画を立てていたような。豊富な地下水で冷却する計画ですね。でも、日本は電気代が高い。高速増殖炉の実用化が進むかな。

[yuigon_info]

サーバーが物理的にどこにあるかは、関係ない、と。

[BUNTEN]

「これからはインドのデータセンターが顧客に「うちなら1/20のコストでやれますよ」と売り込んでくるかもしれない。」トラブルの原因説明をわかりやすい日本語で行えるインド人技術者が増えているのなら警戒すべき?

[kikai-taro]

「少しでも冷房費を節約するには、北海道にチャンスがあるかもしれない」――涼しいところのみなさ～ん、気候が資源化しますよ

[llill]

うーん

[takuya-itoh]

"企業のITコストのうち、ハードウェアの比率は年々下がる一方、増えているのが管理費と冷房費だ。したがって人件費・電気代を節約してマシンを浪費することが合理的になる。"

[hasenka]

暑い日本に競争力なし

[sota-k]

「特に重要な指摘は、クラウド化はデータセンターのグローバル化であり、ムーアの法則の帰結だということだ。」

[kgbu]

コンピューティングは資源コストが問題になる時代になってきたのかな。scalabilityの観点からは、インドは敵じゃない気がする。地熱が使えて外気で冷却できるアイスランドはGoogleに買ってもらえばいいのに（汗

[hiroakiuno]

>少しでも冷房費を節約するには、北海道にチャンスがあるかもしれない。