批評 「LAZY LOU'S BOOGIE - いつもそこに君がいた」 : 空想と思考の部屋

私はこの曲に「解放への鍵」として出逢った時に、体中から湧き上がる感動に身を委ねてしまっていたのを思い出す。 その昔日本中に柔道ブームを起こした火付け役、浦沢直樹の傑作『YAWARA！』のアニメが放映されていた。 この作品から数々のの才能が開花されていった、１つは現在は世の男をメロメロにする声にまで上り詰めた皆口裕子の出世作、そして主題歌の部分ではOP・EDともに名曲揃いであり、永井真理子はここから出世を重ねたが、やはり真のエンディングテーマは【LAZY LOU'S BOOGIE-いつもそこに君がいた】である。 やきもきさせ続けたアニメ視聴者を一気に解放する爽快な楽曲、アニメ最終回の残り数分をすべて受け止めるほどの情緒感と力強さ、そして特筆すべきなのは歌詞中の「いつも」「そこに」で聴かせる伸びのある美声である。 バラードでは無くミドルテンポの楽曲において、これほど人々の琴線に触れる楽曲を私は