リブラを利する通貨安競争 : 外から見る日本、見られる日本人

2019年08月07日10:00 カテゴリ経済一般世界経済 リブラを利する通貨安競争 アメリカが中国を為替操作国として認定しました。心理的節目の対ドルで7元を超える元安になったからです。これに対して為替操作国に指定された中国の中央銀行である中国人民銀行はその翌日、中心レートを6.9683元と比較的元高気味に設定しましたがそれは中国としても過度の元安は非常に困るからでありましょう。 私には中国が今回、為替操作をしたというより、中国元の防衛を放置したか、管理を緩めたのではないかとみています。つまり、為替は為替に聞け、ぐらいのつもりでトランプ大統領が撒いた種をなぜ、中国政府が支えなくてはいけないのだ、ぐらいの論理だろうと思います。 ただ、7元を切るのは「劇薬」だということは中国もよくわかっているはずです。それは中国の資本流出が加速し、国内金融市場が制御できなくなる可能性を秘めているからです。そう

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もし中国が元を担保とする仮想通貨をつくれば／新仮想通貨圏を中国、ロシア、アフリカ圏が始めたとしたら／リブラをドル/ユーロ/円経済圏の代替通貨として流通させざるを得ない／何が出てくるかわからない時代