コラム別に読む : 数学本を読む 川端裕人さんが選ぶ本 - 川端裕人（作家） | BOOK.asahi.com：朝日新聞社の書評サイト

■「憧憬」と「忌避」のあいだで 一般向けの数学書が、小さなブームだという。都内幾つかの大手書店で、平台陳列されているのを確認した。高等数学をかみ砕いて伝えるもの、中高の数学に再入門するもの、日常に密着した数学を詳述したもの、数学者評伝等、様々な系統がある。 なぜ数学なのか。「数字は苦手！」と忌避する人が沢山（たくさん）いる中、数学にあらがいがたい憧憬（しょうけい）を抱く人も多いのかもしれない。ぼく自身そうだ。 ■世界で最も確実 数学的に証明されたことは、真理と言って良いという事実は格別に感じる。他の自然科学では、確からしく思えた説が別の説に乗り越えられることが常にありうる。その点、数学の進歩は人類の知的到達点であり、世界で最も確実なものだ。宇宙が数学的に記述でき、日常生活も数学なしには成り立たない現実を知るとさらに憧憬は深くなる。 数学関連書を読むたび、思いを新たにする。『数学ガール』は、

[mobanama]

"「順序」が日本の小学校独特のものと明らかにする"これについてはアメリカでもやってるって話しあったよね。日本と逆順でw

[kitone]

「数学的に証明されたことは、真理と言って良いという事実は格別に感じる。他の自然科学では、確からしく思えた説が別の説に乗り越えられることが常にありうる。」

[takehikom]

id:mobanama 海外との比較について http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20110905/1315176258

[aya_momo]

順序を考えるって大事だと思うけどなあ。順序をおそろかにする人って、コーディングするときも例えば関係演算子を使うときにどちらのオペランドを先に持ってくるかについて何も考えなさそう。

[hyuki]

朝日新聞の書評で数学本が取り上げられ、『数学ガール』もピックアップしていただきました。

[chochonmage]

「数学ガール」が米アップルストアに無いのが痛恨。

[synapse_books]

『数学ガール』『虚数の情緒』『面白くて眠れなくなる数学』『かけ算には順序があるのか』