産業精神医学の未来。 - hotsumaのURLメモ。

秋葉原の殺人事件でもう一つ思ったのは、産業精神医学が「企業イメージを損ないかねない」従業員をスクリーニングする手段になるのではないかということ。診断から治療に至る経路と排除に至る経路、二つの経路のうち、前者は企業にとってコストとリスクが高く、後者は企業にとってコストとリスクが低い。産業精神医学の専門家たちの責任は重い。追記(08/06/15): 以前も少し書いたように症候学的な手法で「近い将来に殺人や拡大自殺をする」リスクの高い集団を抽出する技術は確立していない。が、自殺が詳細に研究され、ハイリスク集団が抽出されたように、殺人や拡大自殺も同様の研究が可能だろう。例の事件の容疑者は研究者にとって格好のサンプルとなりうる。

[Nihonjin]

従業員をスクリーニング。

[Sonae-Guy]

要は、既に保険会社がやっているのと同じことをするだけなのだろうが、実におぞましい。だが、「健常者」にとっては福音なのだろうね。

[contractio]

「生じうる」と「できる（できない）」をちゃんと書き分けているのにそれを無視したコメントはいかがなものか。

[chanbara]

企業がイメージ悪化の原因になりかねない種類の人を事前にはじく現在・未来

[nessko]

すでにやってるんじゃないかな。管理する側が病的になってきているよね。

[Itisango]

もはや未来ではない。

[umeten]

すでに、幾多の「心理テスト」が「ただの適性検査」という名目で行われ、実質的にスクリーニングする手段として十全に活用され、結果とっくに、「免罪符」はバラかまれている。

[BUNTEN]

「産業精神医学が「企業イメージを損ないかねない」従業員をスクリーニングする手段になるのではないか」事件起こすような奴派遣しやがって、という話がまかり通る世の中だからなぁ。orz

[anomy]

精神疾患者を「トラブルメーカー予備軍」と称して排斥することは秋葉原の殺人事件の犯人のような人間にとっては免罪符を与えるようなもの。