小沢一郎版夷陵之戦: 極東ブログ

太平洋戦争が終わって12年後、あるいは日本の切り離された本土側を日本と呼び直して主権を回復してからなら5年後の昭和32年に私は生まれた。戦後すぐに生まれた団塊世代からは一巡しているくらいの歳差もあり、私は彼らのように単純な反抗の世代とはならなかった。戦中世代と団塊世代の人たちの少なからぬ人たちは、GHQイデオロギーのままに、私の父の世代にあたる戦争世代の人びとを糾弾した。あなたたちが戦争を起こしたのだ、と。それでも戦争を選んだのだ、と。父の世代は沈黙した。反抗する世代に返す言葉は空しい。幼い私はその沈黙をじっと見ていた。年上の団塊世代も見ていた。そして平和とはなんだろうと考えた。 なにが無謀な戦争に駆り立てたのだろうか？ 私は戦争に加わった人びと、あるいは結果的に荷担した人びとの思いも探った。そこで見えてきたものは、英霊であった。死霊である。そんなことをしたら、そんなことを言ったら英霊に申

[hihi01]

「なにが無謀な戦争に駆り立てたのだろうか？　私は戦争に加わった人びと、あるいは結果的に荷担した人びとの思いも探った。そこで見えてきたものは、英霊であった。死霊である。」

[PuHa]

死者の声を代弁することは不可能でオカシイ。残された人（の想い）は大切にしたい。『死霊の声を正義に結びつけることはやめた』／原爆資料館のくだりは強烈。議論への態度とか考えさせられた。

[enemyoffreedom]

「私は死霊がさらなる死者を呼んでいる様を見た」

[QTL_chicken]

民主党に蒋琬と費禕のような治世の能臣が現れる日はまだ遠いということで。

[uemu]

名文

[hatoken]

もしかして、八尋護氏の死がきっかけで、小沢さんもある意味で相当変わったのかな？

[uetako]

もっぺん読む。

[ooaminosora]

同年配なのに、ずいぶんジジ臭いことを書く人だなあ。

[t-tanaka]

「死者を悼む行為」のもつ危険性の指摘。

[satis]

前半部が秀逸

[Midas]

親鸞に限らずキリスト教ですら死霊を「その見掛けだけが偽装されたもの」として斥けてる。問題は『にもかかわらず』争いが止まないのは何故か。ブログ主はドグマこそが人を死霊へ誘うのだと判ってない。解放などない

[jiangmin-alt]

"平成18年9月2日、八尋氏は死んだ。葬儀は小沢氏が取り持った。「二人で語り合った政権交代の夢はあともうひと息というところまで来た。", "金庫番がいなくなったことが「最後の機会」の意味かもしれない"

[shibusashi]

明日，読み返そう

[u_eichi]

←我ながらなんてタグだ。けど、こうなってしまった。｜なんと言えばいいのか、これが名文というもの。

[shea]

美文過ぎる

[misakin]

[そんなことがあってよいものかという怒りとともに私が見たものは、彼女が英霊となり、彼女の死を無駄にするなとしてわき起こる暴力の姿だった。また死霊がいた。」

[chshiihi]

「そんなことを言ったら英霊に申し訳がない。そういう思いに支配され、呪縛される人びとを見た。私は死霊がさらなる死者を呼んでいる様を見た。」

[mori99]

いろいろと刺さるものがあります。

[Mu_KuP]

想いは判る。が、情がメインの政治「屋」はもう今の時代には要らない。／かといって、政治「家」が居るかどうかというと、見当らないのも事実。

[taro-r]

わたしはこの文脈で死霊と呼んだとき，西郷さんが頭によぎった。/言ってることは分かるが，残念ながら人間って本能レベルで人の記憶に残るために生きてるのだと思う。

[hemocoro]

今日の石垣さん]考えさせられるエントリ。死者の思いを汲むという個人レベルの心理は否定し辛いが、そっから雪崩を起こして大きな世論を形成してしまうメカニズムに対しては、警戒すべきなのかもね

[shinden90]

親鸞聖人の教えをもう一度学んでみようと思う。

[junkcollector]

いったん手にした利益は手放すな。いったん抱いた恨みは忘れるな。いったん注ぎ込んだ費用は無駄にするな。そうやって日本中が沈没していくのでしょう。ガイアツにすべてを破壊されるその日まで。

[funaki_naoto]

「死霊」

[daybeforeyesterday]

ある種のカルトと化した積極的な小沢氏に対する支持層はもとより、消極的ではあっても、こうした方々が小沢氏の勝利を信じていたことを見るにつけ、小沢氏が一敗地にまみれたのもむべなるかな、としか思えませんが。

[p_wiz]

2次元美少女が存在するのと同程度には英霊も死霊も存在します。結局は脳内妄想なのです。そして2次元美少女がオタク達を購買へと導くのと似たように、死霊や英霊は人を狂気や戦争に駆り立てるのです

[ryokusai]

佐藤守良や哀れ。/正史、演義、吉川、横山、北方、どの三国志ファンへ喧嘩を売つてゐるんだらう。/樺美智子はすつ転んで自分が参加してゐたデモ隊に踏み殺されたんぢやなかつたつけ。それも国家権力のせゐなのか。

[ume-y]

「見えてきたものは、英霊であった。死霊である。そんなことをしたら、そんなことを言ったら英霊に申し訳がない。そういう思いに支配され、呪縛される人びとを見た」

[daddyscar]

民主党代表戦の小沢一郎演説について。

[oguogu]

日本が戦争の深みに嵌ったのは英霊の死を無駄にするなという声だったというのは井沢元彦が何処かに書いてた。井沢は現代人も同じメンタリティを持っている事を自覚しないと再び戦争を起こしかねないとも書いていた。