佐世保女子高生殺害事件、雑感: 極東ブログ

7月26日に長崎県佐世保市のマンションに一人住む15歳の女子高校生が友人で同じく15歳で高校一年生の女子高生を殺害した事件は、日本全体に衝撃を与えた。大事件であったと言っていい。日本のブログとして少し雑感を留めておきたい。 私は基本的に、こうした非組織的な殺人事件については関心をもたないようにしている。今回も、NHK７時のニュースで初報道があったときも、概要を聞いてから、さっと飛ばした。私は基本的に国内ニュースはNHK７時のニュースしか見ないし、また見るときはいったん録画して見るので、関心のないニュースは飛ばしている。 この事件に関心がないわけではない。関心をもたないようにしているというだけである。当然だが、15歳の少女が15歳の少女を殺害したというニュース自体には、ある種、衝撃を受けた。 そして場所が佐世保であることから、2004年6月に同市で発生した長崎県佐世保市女子児童殺害事件のこと

[RPM]

この案件って調べるほど「どこかの段階で絶対人が死んでたよな」と思ってしまった。結果的には同級生が被害者になったが、彼女が無事だったとしても、どこかで誰かがババを引いてたんじゃなかろうか。

[komayuri]

この手の事件に過剰な「物語」はほぼ存在しないと思ってる。衝動の閾値が他人より少し低いというだけの話かなと。

[a8888]

これ娘じゃなくて暴力的な息子を放逐なら珍しくもない話で、子供に殺されるのを受け入れられる親というのも多数派ではなくファンタジーに近い。むしろ殺す方が多いだろう。

[goldspan]

finalvent氏はこういった事件に関心を持たないようにしていたとの表明に違和感を覚えた。もしや自分の中の狂気に抵触する恐れを抱くのか。深淵を覗き込むとき、深淵もまたこちら側を覗き込んでいるのだ、的な（笑）

[mahal]

男親として、息子にある種のシンプルな復讐を果たされることは親権者の宿命として覚悟はしとかなアカンなという感覚はあるが、対娘だとその辺りの機微がどう異なるものなんかってのは、ちょいピンと来なかったり。

[jaguarsan]

諸々のニュース見て「父親に教育の責任取れってどういう事だよ、娘に殺されてれば良かったのか？」と思ってたから、むしろ殺されるべきだったという論を見てスッキリした

[kirakking]

相手は父親を殺したい訳じゃないんだから、その主観ではミスマッチにならないだろうか。

[steel_eel]

リアルでボクッ娘だった話と日記の絵を見て、ごく普通に中二病拗らせて拗らせすぎたんだなー感になった。中二のキレイな世界に土足で踏み込み現実に引き戻す薄汚いおっさんやおばさんの必要性を感じた。

[songe]

サイコパスの存在は法治主義には防げないエラーだよなあ、必ず誰か一人は犠牲にならないと止めることは出来ない。周りが人を殺すような人間だとその人を思ってたとしても。

[ROYGB]

“そしてその結果、撲殺されても、しかたがない、と。”　自分は死んじゃうからいいとしても、残った子供はどうするんだよ。

[oohaman5656]

ひとつの答えだと思う。思うに、ここから先の行動は、生理的にいやだという感覚を大切にすることだと思う

[mshkh]

「そういう状況に置かれたときは、人間は静かに一人、市民社会の外側に立つことがある。その一つの形が、「さあて、結局、俺は娘に殺されるか、しかたねーな」という観念ということは、ありうるだろう」

[adgt]

寄生獣がパラサイトを異なる種として描き、ウラガミが僕の心を掻き乱した若い頃を思い出す。彼ですら、その容姿に悪を匂わせてくれていたが、今回はそうしてくれなかった。ウラガミの父は何を思っていただろう。

[death_yasude]

無敵の人論の延長になるけどこの手の犯罪は家族への復讐心が後押しするのはあると思う。今思えば加藤智大もそうだった結果的に弟は自殺したし

[mgkiller]

それはどうだろうなあ。個として考えると、多数は「殺される」覚悟じゃ無く「殺す」覚悟の方向に向くんだと思うけどね。自己犠牲の精神は自分が生きてこそ。

[jack_the_Clipper]

結果的に親を責める言説になってないか？　俺も自分の子だったらと考えたがウチの子はこの子じゃないから実際はわからない。

[tikani_nemuru_M]

僕も人の親なのだが、考え方はちょっと違った。もしこの父親が娘を殺していたら、僕たちはどう反応していたか考えている。

[TakayukiN627]

だがあえて言うと、父親は殺されてもしかたないとして娘に向き合うことだった。そしてその結果、撲殺されても、しかたがない、と。

[myrmex]

昔小室直樹が本多勝一の『子供たちの復讐』を引用して父親が息子を殺してしまう事件を分析して、父親が逃亡したことが決定的としたことを思い出した。立場が逆だが一人暮らしする(させる)というのが。

[Windfola]

“にも関わらずこの事件に魅了された人々はそこから罰の物語に酔おうとするだろう”

[koichi99]

最終的に父親が殺された場合とどっちがよかったんだろ!?誰も死なないという道はないのだろうか!?

[simabuta]

前半の客観的考察すき。

[kanimaster]

「だがあえて言うと、父親は殺されてもしかたないとして娘に向き合うことだった。そしてその結果、撲殺されても、しかたがない、と。」　父親が死ねばよかった、というのは平凡な感想だな。

[hidex7777]

ブコメよりはかなりいい線いってると思う。これはたんに志賀直哉的できごとに過ぎないし、サイコパスでもなんでもないわかりやすさに満ちているから。

[sato0427]

むしろ因果が逆で、向き合うことを避け続けたからこそ事件が起きたんじゃないかな。

[suiyo]

佐世保女子高生殺害事件、雑感: 　7月26日に長崎県佐世保市のマンションに一人住む15歳の女子高校生が友人で同じく15歳で高校一年生の女子高生を殺害した事件は、日本全体に衝撃を与えた。大事件であったと言っていい。

[asamaru]

予防線がいろいろ貼ってあるが、市民社会の枠に収まらない子を持った時、親も市民社会の外側に出て「殺されろ」というのにも充分な狂気を感じるけどね。

[seuzo]

この事件は個人の一点から発して個人の一点に帰るみたいな感じがする。考察したり分析したりして汎用な教訓を導きだすことは難しいのかも。裁判が開かれるとしても、きっと本質の理解には至らないだろう。

[chuujou]

深淵をのぞく時、深淵もまた

[taro-r]

弁当翁の親としての感覚に共感した。が，できるかどうかはわからないし，社会がそれを親に要求するのも違うと思う。/あとスノビズムという自覚をしてるんだ，…と別のところでも興味深く思った。

[doroyamada]

2年生ではなく1年生。

[htnmiki]

外野が「自分ならこうする」って果てしなく下品だな

[hideku55]

いくらなんでも殺されてもいいと覚悟するやつはいないでしょ。しかし理解しがたい犯行だからみんな興味があるんだろうな。この事件関連の記事が多い。

[akihiro-matsui]

親にも手に余る自体だったのは明らかで、社会の保護が必要なケースだった。家庭に介入できる制度がないので現場によって介入する度合いが異なる。混乱を責めるよりいろいろなケースへの制度をつくる時期かなと思う。

[pilpilpil]

ZooTheoryと同じ構図。アメリカ植民地だったミクロネシアの島々で次々と猟奇的に狂うエリートの若者が増加した事例を思い出す。手厚く補償し生活に困らないが（無意識に）アイデンティティを奪うことで人は壊れていく。

[simple-sample]

子供を育ててないと出てこないコメント。 不謹慎かもしれないが、自分の子だったら…と想像してしまう。子供を作るとは確率論として異端な子供の可能性がある。社会や市民がどう受け止めるかは答えの無い永遠の課題