〝唯一真実の治療法〟に覚醒してしまった人たちが、反ワクチンの旗のもとに結集する、トンデモ医療アベンジャーズとでもいうべき傑作ノンフィクション──『リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話』 - 基本読書

リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話:コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅 作者:マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング原書房Amazonこの『リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話:コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅』は、リバタリアンが集まる自由な町を作ったら、そこは整備も何も行き届かなくなり、自由を目当てにやばい奴らが集まってきたという実話を描き出す『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』の著者マシュー・ホンゴルツ・ヘトリングの最新作である。 タイトルが前作と似ているが、同じ町が舞台など、内容に直接的な繋がりがあるわけではない。ただ、自由を求める人達、自由の旗印のもとに自分たちの意見を強引に押し通そうとする人たちが社会を歪めていった過程を描くという意味では、テーマが連続している。本作は、ヒーリング

[njamota]

唯一真実の治療法は複数並び立たないはずなのに「代替医療博覧会」はOKなのか。やっぱり唯一の真実を求めてるんじゃなくて単なる標準的な医療の否定だし、それは反権威主義＝抑圧的な親への反感に過ぎないのでは。

[ka-ka_xyz]

これはまだ未読だけど、『病が分断するアメリカ 公衆衛生と「自由」のジレンマ』( https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480075710 )の「公衆衛生と自由の理念との摩擦が日本とかなり違う形で現れる」を思い出した。

[TETOS]

人間にとって本当に重要な教育は、科学ではなく、いかに愚かな人間の弱みにつけ込み、制御し、力や支持を搾取する、その手口や概念を学ぶことなのかもしれない。

[Eiichiro]

オピオイドの問題とか、シュクレリ氏の問題とかhttps://forbesjapan.com/articles/detail/20131 「巨大製薬会社の陰謀」とかではないガチやばめ医療問題がアメリカでは起こってるからなぁ。信用がないのは、そりゃそうって思うわ。

[repon]

リバタリアンを戯画化して免罪するのは違う（原題違うし）。リバタリアンは「薬を作って毒を撒く」経済合理性の塊で、フランス革命からずっと、貧者を煽って毒を飲ませ薬を売ってる。貧者はリバタリアンじゃない

[imakita_corp]

アメリカのこういうのは色々と目覚めてしまった人とその人達を政治的、経済的に利用する人達とでより奇々怪々に。でも正露丸が四百四病全て気に効くのはガチ。長年の修行で正露丸体質を作ると匂いだけで頭痛さえ治る

[spark7]

医療費が高騰すると民間療法が流行るってのはありそうかもな。「American health care has become too costly and politicized to help everyone」 https://www.hachettebookgroup.com/titles/9781541788879/

[abeshinn]

ここで参政党の街頭演説をお聞きください https://twitter.com/_137_036/status/1693131951283286170

[triggerhappysundaymorning]

”トンデモ”の拡大解釈がとうとう書籍のタイトルになってしまったのか（以前からあるのかもしれないけど）。本当の害悪ある狂気はトンデモと言って欲しくないけど仕方ないね。

[Ereni]

リバタリアンは左右共に陰謀論化しちゃってるからなー。なお2015年時点で『代替健康製品に関して、「真実のムーブメント」は、他人を食い物にする連中の活動の場である』https://x.com/eleninumber5/status/1181105178633588736

[blackshadow]

「サギとマルチと疑似科学」で取り上げたものと同じ構図で、かつてのバイブル商法の数歩先がこれ。詐欺師連中によってSNSを通じてトンデモさんとビリーバーが社会から切断され何重にも囲い込まれ金蔓にされている。

[jankoto]

ベストセラーの『死は存在しない』を読んでみたら、遠隔ヒーリングが科学的事実かのように紹介されていた。著者は理系で立派な経歴な人のようだが、この手のに引っかかるのはそういうの関係ないんやなと

[howlingpot]

医療費や医療不信を抑えたいなら、国民皆保険と薬価公定で政府に強力な権限と交渉力を与え、大企業を締め上げるのが良策だけど、エセ医療運動は逆方向に持って行こうとするんだから拝金カルトと言われても仕方ない。

[Goldenduck]

たった50年前までタスキギー梅毒実験が続けられていて、内部告発なしには止められなかった。今でも大病すれば破産が待っている。アメリカで心の底から医療を信じ身を委ねられるのは恵まれた人だけ

[lbtmplz]

リバタリアンじゃなく貧困層では

[tpxyid45i]

最終章「我はメシア、明日この世界を粛清する」

[daij1n]

どうぞご勝手に。反ワクチンで病気になったら自己責任。ワクチンの副作用で病気になったら行政責任なので、補償がある。この違い。

[mekurayanagi]

前作同様に狂ってるけど、アメリカの開拓の歴史ってこうやってコミュニティが拡大した歴史でもあるからアメリカ社会はこれを否定できないんだろうなって森本あんりの本読んでて思った。

[rolophus]

陰謀論にハマったのは、製薬会社が薬の乱用など信用できない土壌を作ったからだとして賠償金払う展開とかありそう。

[natu3kan]

代替医療は標準医療への不信から左派も右派もハマりがち。党派性で信じる陰謀論の質が違う定期(https://news.yahoo.com/new-yahoo-news-you-gov-poll-shows-coronavirus-conspiracy-theories-spreading-on-the-right-may-hamper-vaccine-efforts-152843610.html)

[ookitasaburou]

“マシュー・ホンゴルツ・ヘトリングの最新作である。”

[taka-p]

めも。

[hofdamaan]

こういうの興味あるけど、一方でとりあえずバカにして下に見て排除しようとする日本のネットのノリにもそろそろうんざりしています。反ワクチンへの接し方がそのパターンしか無い人はそうじゃないことも知りましょう

[james-ramen]

リバタリアンという言葉で説明してあるけど小さい政府という仕組み自体が社会というものに対してあまり寄与しないと前作の本と同じ感想を持った

[aceraceae]

これはおもしろそうなんで前作も含めて読みたい。

[kuippa]

この人に付ける薬「NAI」

[agrisearch]

「代替医療博覧会など数々のイベントを通して両勢力は接近し、〝唯一真実の治療法〟を売るバラバラの勢力だった人々は、声を一つにし始めた。」

[richard_raw]

まず前作を読んでみようかな。

[stamprally]

コロナ禍というのは情報弱者を淘汰するためのイベント。反ワクみたいなデマに踊らされる奴、確度の高い情報を選択できない奴、情報を得られても行動に移せない奴。こういう人間に淘汰圧がかかる。

[cinefuk]

"話はこれで終わらない。リバタリアンが代替医療産業の政治力を吸収し、医療の自由を求める声が共和党主流派にも影響するようになった。選挙で選ばれた政治家たちが怪しげな医療運動を支持しはじめたのだ。"

[li_tide]

スーサイドスクワッドなんだよなあ。出てくる奴らがみんなジャンプ作品に出てくる敵幹部並にキャラ立ってるの笑ってしまう。ボスラッシュ感に、SNSとかいうドキュメンタリー映画を思い出した。

[kamezo]

「医療の選択の自由」でニセ医療を選択する自由もある、となるか。本人たちはニセとは考えてないわけだから、そりゃそうなるか。愚行権はどこまで認められるのか。他者に喧伝しなければ、と言っても難しいしなあ。

[neogratche]

俺の知ってるリバタリアンと違うな（まぁリバタリアンも一枚岩じゃないからなぁ）

[rogertroutman]

続く第３作目では前２作の内容を踏まえて、熊の唯一真実の撃退法である「銃」をめぐるアメリカ社会の混乱が描き出されます。嘘です。

[IkaMaru]

『エデュケーション』でも、作業中に大怪我を負ったパパがママのホメオパシー治療だけで奇跡的なほどの回復を遂げて、そこからホメオパシーで成功者になってしまう下りはえらく複雑な気分にさせられた