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日中関係における摩擦、あるいは賃金上昇や契約トラブルなど中国ビジネスにおける様々な問題点ゆえに、... 日中関係における摩擦、あるいは賃金上昇や契約トラブルなど中国ビジネスにおける様々な問題点ゆえに、昨年は日本企業の対中投資が大幅に減って東南アジア・南アジアシフトが進んだと伝えられるなど、「日本の中国離れ」がしばしばいわれている。 しかし、日本側の都合だけでそれが順調に進むというわけではなく、むしろ中国側が彼らの利益に基づいて日本という存在にますます注目しているために、結果的に日中関係は今後も複雑なからみ合いが続くというのが実情であろうか。このような情勢の最も明確なあらわれが、所謂「爆買い」と呼ばれる現象に象徴される中国人観光客の日本旅行激増であり、昨今メディアを賑わせるアジアインフラ投資銀行(亜投行)への参加問題であろう。去る22日、アジア・アフリカ会議60周年に合わせ、インドネシアで安倍晋三首相と習近平国家主席が会談したのも、このような動きの一環であると考えられる。 「釣魚島=台湾」を主