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船頭なき船は迷走する―「失われた30年」を防ぐカギは人事改革
「あの東芝が経営危機に陥るなんて想像もできなかった。本当に悲しいことだ」 Wedge7月号特集(日本型人... 「あの東芝が経営危機に陥るなんて想像もできなかった。本当に悲しいことだ」 Wedge7月号特集(日本型人事への最後通告)の取材をしている間、こうした声を何度も聞いた。一流大学を卒業した学生が入社し、日本の頭脳が集結しているはずの東芝を貶(おとし)めたものはなにか。 経営共創基盤の冨山和彦CEOは、「稼げる可能性が著しく低いビジネスを捨て、次の分野に移るという迅速かつ果断な意思決定を、経営者が行えなかったことが大きな要因だ」と説明する。 優秀な船頭、つまり良き経営者がいなければ、どんなに立派な船でも迷走する。三洋電機、シャープ、そして東芝……かつて世界を席捲(せっけん)した日本の電機メーカーが、次々と没落していった。こうした問題は電機産業に限らない。直近20年間の日本の平均経済成長率は、GDP上位5カ国の中で最下位であり、日本企業全体の成長の勢いも弱まってきている。 「競争力のある海外企業で



2017/07/14 リンク