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特集「「異次元金融緩和」のどこが問題? 国民が知らぬ間に膨らむリスクとは」
日銀の「異次元緩和」はスタートから7年目に突入した。日銀が政策を継続する中で、リスクの存在を指摘す... 日銀の「異次元緩和」はスタートから7年目に突入した。日銀が政策を継続する中で、リスクの存在を指摘する声も強い。何が問題なのか。警鐘を鳴らし続けてきた識者に聞いた。 肥大化した日銀のバランスシート 日銀の「異次元金融緩和」は4月で7年目に突入しました。デフレ圧力の中で、カンフル剤として金融緩和することを頭ごなしに否定するわけではありません。確かに、スタートから1〜2年目は、それなりに円安が進み、世の中の気分が明るくなりました。それは金融緩和だけで実現できたわけではありませんが、やってみたことに意味はありました。 問題は、一連の金融緩和で、日銀が恐ろしいリスクを抱え込んだことです。日銀のバランスシート(BS)を見てください。一番左の平時に近い状態から、2018年末にかけて、BSが肥大化していることがわかります。増えたのは、国債と日銀の当座預金です。日銀が民間銀行から国債をどんどん購入し、民間銀
2020/03/30 リンク