官庁通信 「今日の話題」 体罰による懲戒・訓告が倍増 公立学校教職員の人事行政状況調査（文科省）

教職員の精神疾患による休職者は５０００人前後と、依然として高水準が続いている。また、体罰による懲戒・訓告処分を受けた教職員は、体罰調査を踏まえ倍増していることが、文部科学省がまとめた平成２５年度公立学校教職員の人事行政状況調査で明らかになった。このほか、わいせつ行為などによって処分をうけた教職員が調査開始以降初めて２００人台を超えた。 〔分限処分〕 教育職員の精神疾患による病気休職者は、５０７８人（０．５５％）で、前年度にも４９６０人など、１９年度以降、５０００人前後で推移しており、依然として高水準が続いている。 日々の学習指導や生徒指導に加え、事務的な業務などによって、強いストレスを感じている者も存在する。 文科省では、メンタルヘルス対策に関し、教育委員会や公立学校共済組合と連携し、調査研究事業の実施や相談窓口の周知などに取り組んでいる。また、試し出勤などといった復職支援に全教育委員会（