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今週の本棚:丸谷才一・評 『古典基礎語辞典-日本語の成り立ちを知る』=大野晋・編 - 毎日jp(毎日新聞)
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今週の本棚:丸谷才一・評 『古典基礎語辞典-日本語の成り立ちを知る』=大野晋・編 - 毎日jp(毎日新聞)
(角川学芸出版・6825円) ◇日本人について考えるための最上の書 たとえば「いづこ」という言葉。こ... (角川学芸出版・6825円) ◇日本人について考えるための最上の書 たとえば「いづこ」という言葉。これは現在の代表的日本語辞典『広辞苑』(岩波書店)には、 いず-こ イヅコ【何処】[代]不定の場所を表す語。どこ。古くは「いづく」とも。古今春「春霞たてるや-」。「-も同じ」 とあるだけだが、この『古典基礎語辞典』で引くと、話がまるで違うことになって、多量の上質な情報がもたらされる。抜き書きめいた紹介でゆけば、まず、イはイツ(何時)・イカニ(如何に)のイと同じ疑問詞の語根。イヅはイヅカタ(何方)・イヅレ(何れ)などのイヅと同じで不定の場所、方角、物事などを表す。コは処(ところ)の意の接尾語。上代のイヅク(何処)の第三音節の母音交替により成立。用例は中古から見えるが、中世にかけてイヅク→イドコ→ドコになり、日常語としてイヅコは消え、詩歌語になった。 こんなふうに解説してから、「語釈」として(1)