橋下改革の現場から：外国出身生徒、母語教育存続の危機－－府立高校 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇「第２の親」奪うなんて 大阪府立高校で行われている外国籍・外国出身生徒向けの母語授業が、存続の危機にある。府改革プロジェクトチームの財政再建試案（ＰＴ案）で、語学講師の予算打ち切りが示されたためだ。家庭の経済事情から母語を別に学ぶ余裕はなく、どちらの言葉もうまく学べず、学業と生活の両面で脱落する生徒を支援する取り組みだが、早ければ２学期から中止の恐れもある。 門真なみはや高（門真市）では週２～３時間、約３０人の外国出身生徒が中国▽スペイン▽タイ▽フィリピン－－の各語を学ぶ。人数が多い中国語は専任教諭がいるが、それ以外の臨時講師はＰＴ案で削減対象になった。 タイ語を選んだ中川理麻さん（１８）は父が日本人、母がタイ人。タイの学校に通ったこともあるが、両方の言葉を学ぶため、日本に来て同高に入学した。「母と離れて暮らしている。タイ語で話せる先生は、第２の母親のような存在です」と訴える。スペイン語

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"家庭の経済事情から母語を別に学ぶ余裕はなく、どちらの言葉もうまく学べず、学業と生活の両面で脱落する生徒を支援する取り組み"[