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津波避難:平野部では車利用で死者減 群馬大教授が研究- 毎日jp(毎日新聞)
津波から避難する際、リアス式海岸の街では車の利用率が高いほど死者が増える一方、平野部では一定程度... 津波から避難する際、リアス式海岸の街では車の利用率が高いほど死者が増える一方、平野部では一定程度の住民が車を使ったほうが死者が減るとのシミュレーション結果を、群馬大学広域首都圏防災研究センター長の片田敏孝教授がまとめた。国の防災基本計画は、避難は「原則徒歩」としているが、こうした研究成果を受け、国は沿岸自治体ごとに地域の特性を踏まえた上で車での避難を検討してもらう方針だ。【池田知広】 シミュレーションでは、片田教授が津波防災について研究した三重県尾鷲市と米ワシントン州ロングビーチ半島を比較した。 平地が少ない尾鷲市では、東南海・南海地震で揺れを感じた5分後に1万8520人が避難を始め、20分後に約6メートルの津波が到達すると想定。全員が徒歩だと犠牲者はゼロだが、車を使うと渋滞で逃げ遅れが発生する。利用率20%で死者が出始め、比率が高まるに連れて増加。50%で524人が死亡し、全員が車だと1
2012/07/01 リンク