放射性物質：荒茶検査対象「静岡県も理解を」…細川厚労相 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

茶の放射性物質の検査対象に荒茶も含める国の決定に対し、静岡県の川勝平太知事が従わない意向を表明した問題で、細川律夫厚生労働相は３日の閣議後会見で「原子力災害対策本部で生茶から荒茶、製茶までを暫定規制値で規制することを決めた。経過を説明し、納得していただくしかない」と述べ、理解を求めていく考えを示した。鹿野道彦農相も閣議後会見で、関係各県の協力を求めるための調整を指示したことを明らかにした。 産地の静岡県などは「生茶を乾燥させた１次加工品の荒茶は消費者が直接口にするものではない」などとして生茶での検査を主張。しかし、政府は２日、一部の荒茶が抹茶アイスなどの加工食品に使われていることなどから「生茶、荒茶、製茶のいずれの段階でも、暫定規制値の１キロあたり５００ベクレルを超えた場合は出荷停止の検討対象になる」という方針を発表した。【佐々木洋、佐藤浩】