路上マジシャン：右腕切断の２０歳 かなう夢、分ける勇気 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

「あなたを見て元気になった」。そんな声をかけられた時が一番うれしいと話す松本崇宏さん＝さいたま市のＪＲ大宮駅前で 家族連れや買い物客が行き交う東京近郊の駅前が、松本崇宏さん（２０）のステージだ。週末の午後、「時雨（しぐれ）白（はく）」の名でマジックパフォーマンスをする。 白い仮面と、長身を包む黒一色の衣装。物珍しげに人々が集まってくると、誰か１人を指名する。画用紙に描かれた何枚ものトランプから女性が１枚選ぶ。マイクに向かって彼女が図柄を言うと、松本さんは仮面を外す。すると不思議。下にかぶっていたもう一つの仮面に同じ図柄が描かれていた。 「おおー」と歓声が上がる。それに応えるように松本さんは水晶玉を取り出し、左手で回す。やがて水晶玉は宙に浮いているように見えてくる。見物客が驚くのは、手並みの良さばかりではない。松本さんには、右手のひじから先がない。 ＊ ＊ ８歳の誕生日に買って

[washita]

さいたま市あたり？