東日本大震災：規制値超え福島・大波の米、原因調査 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

国の暫定規制値（１キロ当たり５００ベクレル）を超える６３０ベクレルの放射性セシウムが検出された福島市大波地区（旧小国村）のコメについて、福島県の農作物に対する放射性物質の影響調査アドバイザーを務める学習院大学理学部の村松康行教授（無機分析化学）による土壌サンプリングが２１日、コメを生産した農家の田であった。村松教授の研究室の大野剛助教らが田の土や周りの山の落ち葉、流れ込む沢の水などを採取、大学で詳しく調べる。また、同県農業総合センターによる土の採取も行われた。 県によると、９月にあったコメの放射性物質の予備検査で１キロ当たり５００ベクレルの放射性セシウムが検出された同県二本松市小浜地区は、砂が多く粘土が少なくカリウム分が少ない土壌のため、稲がセシウムを吸い上げやすかったとみられるという。福島市の田についても土壌分析で、高い値のセシウムが検出された原因を調べる。【長田舞子】

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