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アブストラクト・シーン - 石川ひとみ
デビュー当時は山口百恵が絶大なアイドルとして君臨していた時期で、苦労の末の 荒井由実作詞作曲による... デビュー当時は山口百恵が絶大なアイドルとして君臨していた時期で、苦労の末の 荒井由実作詞作曲による三木聖子のカバー「まちぶせ」のヒット時には松田聖子が スター街道を歩み始めた時期という、割を食った感のある石川ひとみですが、この 「まちぶせ」の学生生活を描写した情緒的な詩と、特徴のあるサビの部分のせつない 歌声、さらにアイドル以前に一人の女性としての可憐な魅力は、当時の静かなる男達 に密かに深く爪あとを残したと思います。 当時の子供たちの間では、NHKの人形劇「プリンプリン物語」や「レッツゴーヤング」の 司会で認知されていたのですが、「まちぶせ」までの道のりは長く、そのヒットを自分の 事のように喜んだ人は少なくないのではと思います。 また、B型慢性肝炎の闘病でも知られ、エイズや肝炎の啓蒙活動も行っているようです。 それらヒットまでの苦難、病気や同時期の事務所解雇という困難でさえ、そして今現在