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岩手県花巻市では９日、外壁が崩落するなど危険な状態にある空きビルを、市が所有者に代わり解体する行政代執行が行われました。 宣言のあと、この日は、作業員が建物の中にあるアスベストの清掃を行いました。 行政代執行により解体されるのは、花巻市の中心部・上町にある、1973年に建築された空きビルです。 鉄骨造りで地下1階地上7階建てのこのビルにはかつて、ビリヤード場やリサイクルショップなど複数のテナントが入居していましたが、2016年頃から空きビルとなっていました。 また、2020年3月以降は、外壁や避雷針の崩落が複数回発生するなど危険な状態が続いたため、市はこの年の7月に「特定空家等」に認定。 市外在住の所有者と面会を重ねたものの、自力での改善は困難として、市民の安全確保のため、花巻市では初となる行政代執行による解体に踏み切りました。 花巻市建築住宅課 筑後貴之 課長補佐 「今回の解体により、い

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