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MET美術館「サムライ展」の居心地の悪さ | プリンストン発 新潮流アメリカ | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ニューヨークのメトロポリタン美術館で今週末(10日)まで開催されている特別展「アート・オブ・サム... ニューヨークのメトロポリタン美術館で今週末(10日)まで開催されている特別展「アート・オブ・サムライ〜1256年から1868年に至る武器と武具」は大変な盛況です。私は新年の2日に家族で行ってきたのですが、日中も零下5度でしかも強風という過酷な天候にも関わらず、入り口の大ホールがチケット購入者で立錐の余地もないという混雑ぶりでした。 METの建物には大きく赤い垂れ幕が掲げられ、周囲の五番街の歩道にも「サムライ」の旗が並び、さながらMETが日本の古武士に占拠されたような風情です。展示内容も「埴輪」の武人像から始まって甲冑、日本刀、陣羽織などの逸品がこれでもかと並べられる一方で、入り口には巨大な「長篠合戦図屏風」のレプリカが観客を待ち受けていますし、会場内には紀州藩が作らせた「川中島合戦図屏風」のホンモノ(第2次合戦と第3次合戦の分の両方)が展示されており、これまた迫力あふれるものでした。 それ
2010/01/20 リンク