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親友と人形 - ひきこもり芥の絵空ごと
僕にはオトモダチがいた。 正しくは、僕を「親友」と呼んでくれる人たちがいた。 彼らは決まって僕と正... 僕にはオトモダチがいた。 正しくは、僕を「親友」と呼んでくれる人たちがいた。 彼らは決まって僕と正反対の人間だった。 いかにも人間が好きで、誰かと共にいなければ死んでしまうような、しかし僕のような人間を構うことについての必要性をこれっぽっちも感じさせず、クラスの中心を小指一つで独占することができて周りを人で溢れ返すような、そのコミュニティを失ってさえも新たな彼らの居場所を容易く作り出してしまうような、確かにエゴ丸出しな、そんな僕の嫌いな人間たちだった。正に僕の憧れをいっぺんに詰め込んだような、そんな人たち。 彼らは代わる代わる僕の元へとやってきた。 僕は理解していた。彼らの周りには他の”僕”がいないのだ。黙って彼らを受け入れ、微笑み、最大限に興味を示し、共感し、そしていかにも嘘がない善良な人間である僕。 僕はただ人形でいればよかった。 ただ僕が人形だったならよかった。 <辛せ 染まりたい>