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社交する人間の文学 丸谷才一さんを悼む - 山崎 正和によるコラム | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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社交する人間の文学 丸谷才一さんを悼む - 山崎 正和によるコラム | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
丸谷才一さんと私の仲が歴史に残るとすれば、それは二人が百回を超える対談、鼎談を活字にしたという記... 丸谷才一さんと私の仲が歴史に残るとすれば、それは二人が百回を超える対談、鼎談を活字にしたという記録によってだろう。第百回目はついに「対談的人間とは何か」という題の対談になって、このときだれかがこれはギネス・ブックものだと言ったのを覚えているが、その後も二人は何回も話し合っているので、ほんとうの回数は今ではわからない。 最初はもう四十年も昔、河出書房の『文藝』に載ったものだが、初対面の話題が何であったかは往時茫々のなかに霞んでいる。その後しだいに私たちは昵懇を深め、中央公論社の『歴史と人物』などで連載対談をするようになっていたが、何といっても二人を百回に及ぶ会話の醍醐味に開眼させたのは、半藤一利編集長の『文藝春秋』であった。 このときは木村尚三郎さんを加えて「鼎談書評」と題し、毎月一回、三人が交替で選んだ三冊の本を批評するという企画だった。当時、丸谷さんと私はすでに対話の芸というものにも目覚