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友人
友人を好きになってしまった。 彼女は言っていた「異性として意識せずに傍にいられる大切な友人」だと。... 友人を好きになってしまった。 彼女は言っていた「異性として意識せずに傍にいられる大切な友人」だと。 親友といっても差支えがなかっただろう。初見の人からは恋人に間違われることもあった。 そんな相手に思いを伝えてしまった。関係が壊れてしまうことも覚悟していた。 考えるまでもないが、YESという答えは得られなかった。 周りの人間関係も近いこともあり、簡単に距離を置く事ができる間柄ではなかった。 いや、距離を変えることは不可能ではなかったはずなのだ。お互い怖かったのだと思う。 二人の関係は、複雑さを増していった。離れては近づき、壊れては造りなおし。 こんな事を繰り返しては、逆に関係性は太くなるばかりとなった。 思いを告げてから、半年がたった。二人の関係はもう最後の線を越えようとしている。 前提の条件を飛び越えて。彼女は私のことを「人として好きだ」と言った。 未だに最後のピースが見つからないまま、パ