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成人期の軽度発達障害: 偽(にせ)アスペルガー症候群
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成人期の軽度発達障害: 偽(にせ)アスペルガー症候群
【はじめに】 投稿者にも該当しうるのでUPする。 杉山登志郎(すぎやま としろう)あいち小児保健医... 【はじめに】 投稿者にも該当しうるのでUPする。 杉山登志郎(すぎやま としろう)あいち小児保健医療総合センター心療科部長(児童精神科医) これまで、高機能広汎性発達障害は圧倒的に過小診断が問題となっていた。代表は、学習障害(LD)と高機能広汎性発達障害との異同に関する問題であるが、自分の中では、これは既に決着済みと勝手に考えている。非言語性学習障害の診断は、発達性協調運動障害以外は、ほぼ全て広汎性発達障害(高機能に限らない!)、学習障害の診断の相当数も広汎性発達障害の児童である。静岡に来て一番最初に受けたショック(筆者はつい先ごろまで静岡大学で教鞭をとっていた-編集部注)は、学習障害のメッカと呼ばれている県内某医療機関で診断を受けた学習障害児が、ほぼもれなく広汎性発達障害という診断も可能な児童であったことであった。ただし、国際的診断基準では、広汎性発達障害と学習障害との合併は診断の併記と