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戦術レベルの敗退を繰り返してじり貧になったNEC
昔の格言か何かで、『戦略レベルのミスは戦術レベルでは取り返せない』というのがある。 確かに、近年電... 昔の格言か何かで、『戦略レベルのミスは戦術レベルでは取り返せない』というのがある。 確かに、近年電機業界で大きな損失を出した会社を見てみると、この戦略レベルのミスが非常に目立っておりなるほどなと思う。 プラズマディスプレイに社運をかけて大赤字を出したPanasonicやPioneer、巨額の開発費をCell Processorに投資して爆死したSONY、Westinghouseの買収でやらかした東芝等。 ところが、最近増田で話題のNECを調べてみると、こうした会社とは不振の状況が違うように思えてきた。 なんというか各事業で競争力を失って徐々に敗退していくというような。言い換えれば戦術レベルの敗北を繰り返してじり貧になったとでもいうか。 昔半導体がらみの仕事をしていてNECの事業所にも出入りしていたことがあり、個人的にも興味があったので歴史を少しまとめてみた。 なお、この記事を書くのに参考に