夏の時間の終わり

配送の仕事が遅くまで続いた日は近所のコンビニで唐揚げ弁当とチューハイを買って胃に流し込んでから寝る。ケイタはずっとそうやって暮らしてきた。今日もそうやってベッドに体を沈めよう、そう思って帰った部屋には万能家事ロボット「キョウコ」がいた。 ※ ※ ※ 「始めましてケイタさん。万能家事AIロボのキョウコです」そう話しかけられてケイタは思い出した。先週スマホのSNSで見かけたロボットのモニターに応募したのだった。広告など普段は見逃すのに、ロボットの薄い緑色の瞳と淡い栗色の髪に惹かれてしまった。そして目の前に少女の姿で現れたそれは生き生きと動いていてとてもロボットとは思えない。 「ケイタさん、お食事は買ってきたんですか？」ロボットに話しかけられて、ケイタは「あ、はい、いつもこれなんです…」と曖昧に返事した。そういえば部屋に帰って誰かと話すなんて慣れてない。いくらロボットとはいえ誰かが見てる前でいつ

[Gondwana]

このネタを11月11日まで温めてたのに感動した。夏への扉と幼年期の終わりを意識したであろうタイトルもどストライク。

[kawa106]

先にブコメ見て、森喜郎？と思って読み進めたら、本当に森喜郎だった

[ffrog]

引き込まれて読み進んでたらオチで爆笑した

[yokosuque]

スマホが自動時刻修正してくれないポンコツなので家事ロボットの優秀さが際立つ。

[ashrae]

こういうトラブルの元になるから、サマータイム実施中のほとんど全ての国ではAM2時か3時に調整が入るってことを指摘するのは野暮ですかね。

[zeromoon0]

タイトルで森山直太朗が繰り返されてもう。

[whkr]

3Dプリンターって、こういうものではないような。

[vlxst1224]

あまりに綺麗な物語すぎて最後に絶対何かあると思って読んだけどこのオチは想定外だった。くやしい。タイトルにもあるのにな

[denimn]

夏への扉っぽい。文化女中機（ハイヤードガール）とか。

[neet_modi_ki]

たしかに、夏への扉の文化女中器。古き良きSF短編風増田

[yom-amota]

手塚治虫とか藤子不二雄ら辺の短編感、

[otation]

こういうのでいいんだよ

[natu3kan]

老後の為に会話の相手になってくれるロボットが欲しいなあって思った。時間を機械的にしか判断できなくて、ロボットはロボットなんだなって断絶がほろ苦い

[sakamata]

本編もさることながら全部読んでからのトラックバック欄でさらにオチるという。

[mixvox-j]

面白い、今年の増田文学賞候補。

[Eigo_wakaran]

ロボットと人間の人格の見分けがつかなくなったらロボットが人生のパートナーになるのも当たり前になるのかも　それとも人間を肯定する（若しくは中立である）よう強制されたプログラムに虚しさを感じるのかな

[futokoro3]

手塚治虫の読み切りのイメージで読んでた

[moons]

ワンモアタイムワンモアチャンスが政府広報になる感じ

[amaria]

いい……

[c_shiika]

T-1000みたいな存在なのだろうか、キョウコ

[atrandom2520]

すっかり元増田のことを忘れてたので、楽しめた

[hoihoitea]

いい話。

[Sediment]

おつー楽しめたぜ

[yukilingo]

めぞん読んでるお陰で、五代君と響子さんで脳内再生された。尊すぎて死んだ。

[eartht]

ファミ通の『1999年のゲームキッズ』みたいな感じで良い。

[yarumato]

“3Dプリンターの樹脂ボックスの中に立った。カタカタという静かな音と共に少女は樹脂ユニットに還元されていった「キョウコ・・・」ケイタは思わず一人呟いていた。「もう少し、君と暮らしたかった・・・」”

[ken-baan]

おー！面白かった

[nyan-nyan-nekoga-one]

キュンキュンしたぜ!!

[sho]

おっ、文化女中器だ。懐かしいな

[hdance]

面白かった。時間にはドラマがあるなあ

[ashita_y]

こういうのがあるからはてぶを（毎日開くのを）やめられない

[delphinus35]

タイトル見た瞬間「夏への扉」かと思ったらそのとおりだった。でも「幼年期の終わり」っぽさはない？

[porimern]

オチでうなってしまう

[takamako337]

サマータイムで残業代つかなくなるから稼ぎ減るしやめてほしいわ

[yuichi0613]

最後の最後、サマータイム法が通っちゃうようなディストピア感が出てて素敵

[nagisano]

サマータイム・ブルース

[teisi]

おもしろかった！何の前情報もなく読んだのでオチが最後まで分からなかった。え？え？ってなった。他にも関連の増田小説あるようだから読んでみよっと

[stealthinu]

めっちゃやられた！普通のショートショートSFのように読ませていって最後オチがまさかそうくるとは！！