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パンチとキック
「キック!」と言いながらパンチするよりも「パンチ!」と言いながらキックする方が強そうだと思った。... 「キック!」と言いながらパンチするよりも「パンチ!」と言いながらキックする方が強そうだと思った。普通はキックの方が強いから。 ただ、問題はそんなに簡単ではないことにすぐ気づいた。 「パンチ!」と言いながらパンチする場合と「キック!」と言いながらパンチする場合ではどちらが強いのか、あるいは「キック!」と言いながらキックする場合と「パンチ!」と言いながらキックする場合ではどちらが強いのか、という問題も当然あるからだ。 「パンチ!」と言いながらパンチする(あるいは「キック!」と言いながらキックする)方が強い派も当然いると考えられる。 なぜこの主張がそれなりに説得力を持つかというと、自分の動作(パンチ)と掛け声(「パンチ!」)が完全に連動しているからだ。動作と言葉が合わさり、そこに迷いはない。迷いがないということは動きに無駄がないということだ。確信を持った強さだ。 一方、「キック!」と言いながらパ
2019/04/07 リンク