モデルハウス奇譚

最近はずいぶん蒸し暑いですね。 私は梅雨のない地域で生まれ育ったので、この季節特有の空気感に慣れるのにはまだまだ時間がかかりそうです。夏の間はいつも冷たい素麺や饂飩ばかり食べているのでどんどん痩せていきます。軽くなった体で往来を歩いていると、蜃気楼の中に自分が溶け込んでいくようです。 目的地まではまだ距離があります。あまりに暑いので、途中で見つけたスーパーで冷たいお茶を買いました。あとは、お土産に西瓜も一玉買いました。 お茶を飲んだせいか、片手にぶら下げた西瓜が重いせいか、一歩足を進めるごとに全身から汗が噴き出てきます。もう夕暮れ時だというのに、気温はまだ高いままのようでした。 ふいに私の後ろからなまぬるい風が吹いて、石けんと汗が混じった自分の匂いがしました。私は夕焼けを背にして歩いていたので、目の前には自分の影が長く伸びていました。私はもうこれ以上歩けない気持ちになって、シャッターが閉ま

[fujitaweekend]

旅が終わる人っぽい書き方

[omotenothing]

文体はきらいじゃないが、モデルハウスは普通に内覧するだろうよ

[K-Ono]

この増田には増田でなくてもいいのでこれからも書き続けていてほしい。

[mazmot]

長沼か南幌あたりの人だったか。東京に出てきて、鎌倉あたりに引っ越したのかな。

[kou-qana]

旅の人/建売住宅現地事務所で働いてたことあるので、…野暮はやめておく。/不穏だったか…。それ系じゃないと思ってたが

[sny22015]

怪談の季節だなあ

[tohima]

この増田、結構なペースで長文かいてるけど貯めてたやつなんかな

[camellow]

北海道→東京→神戸とかかな。間にいろいろ引っ越してる描写があるから関東にとどまってないのでは？という予想

[peccho]

新築の家の匂いは、壁紙の接着剤が揮発しきってないにおい。

[Kazero]

ちょっと阿刀田高っぽい

[hrmitsumane]

増田文学

[tiri_tomato]

俯瞰なのに、見下ろさずに見渡している感じが好き。坂の上に行った時もあんまり見下ろさずに、坂の上の世界をずっと語っていた

[yujiseijin]

ミイラは社会システムの中で生きた自分の死骸。世の中うまくやりくりしている仮の自分を妄想したことから生じた。中身が赤いスイカは人間性の象徴。愛する人との時間によって荒んだ彼女の人間性は再生される。とかね

[d346prt]

この増田、ホント抽象化が上手だよね。

[leiqunni]

「それ」って何なの？

[valinst]

殺気のくだりは痺れたから、そこで終わってほしかった。

[sds-page]

阿刀田高と言えば井戸に死体を捨てる話っぽいhttps://bookmeter.com/books/104676

[brightsoda]

クソッ坂の話の信憑性が薄れたじゃないかっ/いや面白いんだけどね？

[nowandzen]

またこの人か。のちの呪怨である

[AKIMOTO]

モデルハウスほど物を隠すのに適さない場所はないと思う

[spark7]

味しめちゃってるな

[dusttrail]

もうちょっとこう、体勢についての情報があってもいいような気がした。

[POPOT]

夏だなあ。

[grdgs]

増田でなくnoteで書いた方がいろいろな人に読まれそう

[kiku-chan]

良質な増田文学であった。読後感が四季賞作品感ある

[napsucks]

文学

[srgy]

なんとなくこれを思い出した https://copipe.fandom.com/ja/wiki/%E7%94%9F%E9%A6%96