富野アニメを見たら面白かったが納得できないところも多い

初代ガンダムの映画とZの映画とF91の映画と逆襲のシャアとリーンの翼を見た。 基本的にどれも面白かった（面白くなきゃこんなに見ない）んだけど、全体を貫く家族観というか男女観というかがどうも納得できない。 そして、軽くググったんだがその辺をうまく言語化してくれてる考察記事なんかも見当たらないので書く。 まず基本的に私は、男女に本質的差異はない……というか、あるかもしれないが、文化と科学の力でそれは限りなく縮小していくべきだと考えている。 男女に差異はあるかもしれないが認めるべきでない、というのが正確か。 生まれた時に定められる性別などというものがついて回るのは人間にとって不幸だと思うからだ。 時折SF作品などで描写される、無性で生まれ、ある程度成長したら本人の意思で性別を決定できるとかそもそも性別の概念がないので決定もしないとか、そういう世界が好ましいし美しいし幸福だと考えている。 また、家

[Arturo_Ui]

「家族や血筋は呪いだというニュアンスと、家族って大事だよな！みたいなニュアンスが混在」って、即ち「富野にとって『家族や血筋』が深刻なしがらみである」ことを、作品により異なる面から描いてるだけなのでは。

[pptppc2]

同じ人間がちぐはぐな思想を言い出したら確かになんじゃこらって感じだが、作品やキャラ別で違う思想が混在してるのはまぁ当然というか。

[T-norf]

作品を通して主義主張をするよりも、いろんな価値観の人物や勢力が入り乱れて群像劇を繰り広げるリアリティーを重視してると思う。んで、その価値観が古いのは、作られた時代のリアリティー感覚と、御大の年齢かと

[tora2142kuma]

アムロとカミーユに関してはどちらも修羅場をくぐり抜けて自家庭とは違う新しい自分の居場所を見つけられたからなぁ。あるいは富野アニメ劇場版特有の端折りが違和感の原因かもね。

[type-100]

富野自身愛憎両方があるというか、善悪両方の力を女性性に見出してるって感じだと思うよ。そもそも女性のユング的な元型であるグレートマザーには子を守る無償の愛とそのためには手段を選ばない苛烈さがありそ以下略

[hobbling]

そう言う矛盾が一番あからさまなのはブレン・パワードかな「頼まれなくても生きてやる」

[dekaino]

富野作品には男顔負けの力強い女性キャラがたくさんいるけど、それで彼女らが幸福かっていうとそうでもなくほとんど不幸なのだ。むしろか弱い女、ゼータで言えばファみたいな女が美味しいとこをさらっていくのだよ。

[by-king]

そもそも様々な作品の中で、様々なキャラが様々なシチュエーションに陥るわけで、その全てで思想性が統一されていたらそっちの方が管理社会みたいで怖いでしょ。そういうアニメありそう。

[c_shiika]

NTのようにわかり合えたらいいけど人間そううまく相互理解できないよねみたいなのを複雑骨折させた矛盾の塊が富野だと思ってる。∀とか誤解による対立の悲しさを描いててすき。

[Mozhaiskij]

納得できないところが作家性とも言えそう。天才鬼才は矛盾しているからこそそう言われる。

[muryan_tap3]

『ララァやフォウとは出会って即スマートにいい感じになるのはNTの共感を踏まえても納得できないってこと』

[torajan]

だって爺さんだもの。

[go_kuma]

そういう目で見て納得できる作品を見たことがない。

[kakaku01]

トラバでめっちゃ真面目に議論しててオタクの心の光を感じた。/富野監督は親子というものに愛憎入り混じった感情を抱いているので複雑。F91あたりから親の視点も入るし。

[pseudomeme]

登場人物から作者の価値観が簡単に透けて見えるような作品ならガンダムこんなにヒットしてない

[sumika_09]

多面性、っていう便利な言葉で片がつく。