カルト批判が差別を助長する

統一教会はやばいから、絶対にかかわってはいけない、という言葉がネットにあふれている。 実際、それは事実で関わらないほうがいいのか確か。 しかし、あれはやばいから、関わらないほうがいい、という言葉は、差別を産む言葉だ。 部落出身者はやばいから、関わらないほうがいい。 統合失調症の人はやばいから、関わらないほうがいい。 ホームレスはやばいから、関わらないほうがいい。 マイノリティは、社会のなかで｢関わらないほうがいい存在｣として、語られ差別されてきた。 マイノリティを差別するような人間は、統一教会にも関わらないだろうから、カルトの被害にもあわない。 逆にカルトの被害にあわないような健全な人たちによって、マイノリティは今まで差別されてきたのだ。 そういう意味で、反カルトの言葉は、差別を生み出す土壌を作っている。

[anatadehanai]

これは真面目に、その通りだと思う。「関わるな」と連呼していたら、カルト家庭はますます孤立して子どもが外の世界に出られる機会も減る。問われているのは社会からの包摂の仕方。