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文化財の保存と公開をめぐる論考 ―「シンポジウム 応挙寺と美の運命」リポート…影山幸一
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文化財の保存と公開をめぐる論考 ―「シンポジウム 応挙寺と美の運命」リポート…影山幸一
円山応挙(1733~1795年)、江戸時代後期の画壇を風靡した、自然界を観察し表現した最初の画家。その「... 円山応挙(1733~1795年)、江戸時代後期の画壇を風靡した、自然界を観察し表現した最初の画家。その「写生派の祖」といわれる応挙と一門の障壁画(襖絵)が、日本海の海風の届く兵庫県香住(かすみ)町の大乗寺(兵庫県城崎郡香住町森860 住職:長谷部眞道)にある。江戸期に再建された客殿13室の165面すべて重要文化財に指定されている見応えのある障壁画は、天明7年(1787)応挙55歳から63歳の最晩年までの円熟期に描かれたものだ。真言宗亀居山大乗寺を包む自然と建物の現実空間、障壁画に描かれた画中空間が一体となり、訪れる人々にとっては親しみやすく宗教的体験のできる空間で、立体曼荼羅ともいわれている作品群は、応挙独自の空間構成を今に残すものとして、美術的価値を超えて香住町に息づいている。香住町は志賀直哉の『城崎にて』で有名な城崎温泉からJR山陰本線で30分ほどの漁業の町。松葉ガニと温泉でも知られる