ノーベル賞受賞者が陥る「病気」 天才科学者の素顔追う｜Biz｜日経BizGate

ノーベル賞受賞者といえば、天才や努力家で、平和賞に関しては人格者というイメージが浮かぶ。だが、それは表の顔だ。自分の研究に没頭するあまり、変わり者や変人呼ばわりされた人が実は多い。 本書『天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気』は、そんな「天才だが変人たち」にスポットライトを当てる。歴代の自然科学3賞（化学賞、物理学賞、生理学・医学賞）受賞者を中心に、性格や言動に常軌を逸した面を持つ23人を厳選し、その生い立ちや生活模様、興味深いエピソードの数々を紹介している。 著者の高橋昌一郎氏は国学院大学教授で、論理学、科学哲学を専門とする。『フォン・ノイマンの哲学』（講談社現代新書）などの著書多数。 ノーベル賞の賞金をすべて失ったアインシュタイン 「相対性理論」を完成させた天才、アルベルト・アインシュタインは1921年度のノーベル物理学賞を受賞した。本書によれば、彼は「物理的な真理」を追究するの