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不死の人 - アブソリュート・エゴ・レビュー
『不死の人』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス ☆☆☆☆☆ ボルヘスといえば『伝奇集』が有名だが、この『不... 『不死の人』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス ☆☆☆☆☆ ボルヘスといえば『伝奇集』が有名だが、この『不死の人』もそれに劣らず素晴らしい。『不死の人』で始まり『アレフ』に終わるという、強力な二傑作にサンドイッチされた体裁の短編集である。全体の印象としては『伝奇集』よりも物語性が強い。どの短篇にも何かしらのストーリーがある。 篠田一士が『二十世紀の十大小説』の中でボルヘスの『伝奇集』を取り上げ、短編集全体の出来なら『伝奇集』だろうが短篇一つを選べといわれたら『不死の人』を選ぶ、と書いていたが、冒頭の『不死の人』は確かに見事だ。ボルヘス自身も短いエピローグで「もっとも入念に手をかけた」と書いている。不死の人々を探し、やがて自分も不死の運命となったローマの司令官の物語だが、主人公が不死の人々の住む都を求めて遍歴する過程などかなり緻密に、丁寧に描かれている。前半は物語風、後半は形而上学エッセー気味に