『ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ』～最期の軍儀 - 今何処（今の話の何処が面白いのかというと…）

今週（少年ジャンプ2011年42号）の『ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ』（作・冨樫義博）、王メルエムと棋士コムギの最期の軍儀、その描きが至高でした。※以下、ネタバレ全開です。 メルエム「コムギ…余を愚弄するか…？心して答えよ。戯言にはつきあわぬぞ」 コムギ「はい。ワダす、軍儀でふざけた事ないです」 メルエム「わかった。貴様負けたらやはり死ね…！！」 この「王の問い」に、どれほどの者たちが“必死”の答えを返して来たか？ある者は狼狽え、戦慄し、萎縮し、己の生を拾うために頭を垂れ、あるいは己の不屈を示すために敵意を向ける、その「王の問い」を…相手がコムギだからと言って一切その在り様を変える事なく、「貴様負けたら、やはり死ね…！！」と言い放つ、その「王の問い」に……ただ、真っ正直に、真正面から、答えること。気持ちは軍儀に集中したまま、答えること。 最強の存在であるが故に誰にも並び立てるはずがなかった、

[tappyon]

正直な話、富樫は結構冷血な人間だと思うんですがね

[toshi20]

ゴンですら蟲に絶望し、会長は王が差し出した手を払い、自他共に認める動物バカのナックルですら理解し合うことを諦めた存在と、つながり認め合い共に死ぬことを選ぶコムギの存在を最後に描いた。この一点がとにかく