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インターバンク市場の機能について 2 - 断章、特に経済的なテーマ
X銀行はY銀行へ振込依頼を出す。 Y銀行は、それを受けて顧客の預金口座の残高に 100を加算する。これに... X銀行はY銀行へ振込依頼を出す。 Y銀行は、それを受けて顧客の預金口座の残高に 100を加算する。これによって、顧客の送金は 終わる。同時に、X銀行は日銀に、自分の口座の 準備預金から100をY銀行の口座へ振替を 依頼する。それが実行されることで、 X銀行とY銀行の間には、債権債務の関係は 残らない。 現在、日本では1億円以上の送金業務は こうした「即時グロス決済」取引で行うことが 定められている。しかしながら、通常の より小口の取引では、こうした即時グロス決済ではなく、 「時点ネット決済」が行われている。 これは、すでに説明した通り、 両行の間で債権債務の相殺処理をした後、 帳尻だけを中央銀行当座預金で 決済する、というやり方である。 多くの国では、1日のうちで 決済が行われる時間が決められており そして決済の際、あるいは帳尻が 繰越される場合には、金利が支払われる。 しかしながら、決済
2015/03/31 リンク