最近のTypeScriptのES Modules対応事情

ブックマークサービスQiNeel関連の記事や身の回りのよしなしごとをそこはかとなく書きつくっています。 コロナの影響で中止となった幻のTSConf 2020で、TypeScriptとES Modulesについて登壇する予定でした。 最近のTypeScriptは、モジュール関連で新たな仕様が出てきたようなので簡単にまとめておきます。前職同僚でNode.js Core Collaboratorのshisamaおよびdeno-ja Slackコミュニティーからの情報を勝手に集約しました。みなさんありがとうございます。 背景 JavaScript同様、TypeScriptでもimport構文（ES Modules）をサポートしています。しかし、ES ModulesではCommonJS形式のrequire()と異なり拡張子を省略できないという制約があります。 フロントエンド開発では、ほとんどの場合で

[Shisama]

TypeScript 4.5のESM対応の懸念点について。TSファイルでimport文を書くときに、ESMの仕様的に拡張子まで書く必要があるけど、トランスパイル前で存在しない.jsで指定しないといけない。Node.jsとDenoの両方で動くコードが書けない

[yarumato]

“TypeScriptでもimport構文（ES Modules）をサポート。importは拡張子を省略できない制約がある。tscがTypeScriptのポリシー（JavaScriptで有効なコードはtscで変換しない）で拡張子変換してくれない。別ツールで変換するしかない”

[bouzuya]

Deno を使うと意識する TypeScript における ES Modules 対応のモヤモヤしたところ