cronはサマータイムを処理できる？ そんなに甘くありません：技術屋のためのドキュメント相談所：オルタナティブ・ブログ

専門的な情報を、立場の違う人に「分かるように説明する」のは難しいものです。このブログは「技術屋が説明書や提案書を分かりやすく書く」ために役に立つ情報をお届けします。 サマータイムのお話、続きです。 なにやら、cronはサマータイムを適切に処理できる、という主張もあるようですが、ちょっと誤解があるようです。 前回も少し触れましたが、cron というのは UNIX/Linux系OSが標準搭載している簡易ジョブスケジューリングシステムです。で、これが「サマータイム切替によって3時間以内で時間が飛んでも問題は起きない」というわけですが、実際には「ジョブが飛ばされたり二重実行されることはない」というだけの話で、 ジョブ実行の順序や実行間隔は保証されません。 図解してみましょう。 ajob, bjob, cjob という3つのジョブがあって、それぞれの完了を待って次を起動しなければいけない依存関係があ

[progrhyme]

クローンだって狂うんだよ

[gnety]

すばらしい。これは考慮しなければならない。すべてが理想通りシステムではないので

[youhey]

気にしたことなかったけど crontab ってそういう動作するのか。そういや昔々のサーバで時間が狂っててローカルタイム修正したら、なんかそんなトラブルあったような……。

[mobile_neko]

政府がサマータイム見送りを発表するまで、この手の議論は続くんだろうな…そしてエラい人とかお客様から「影響ないか確認して」「念のため仕様に追加」とかカジュアルに言われるんだろうなあ