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柴田勝家(しばた・かついえ)SF作家 1987年東京都生まれ。成城大学大学院在学中の2014年、『ニルヤの島... 柴田勝家(しばた・かついえ)SF作家 1987年東京都生まれ。成城大学大学院在学中の2014年、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞してデビュー。民俗学を下敷きにした作品で知られるSF界のホープ。作品に『クロニスタ 戦争人類学者』、「心霊科学捜査官」シリーズなど。ペンネームは敬愛する戦国武将・柴田勝家に由来。 ――『ヒト夜の永い夢』は、博物学者・南方熊楠が機械仕掛けの自動人形を発明していたら、という仮説を軸にした伝奇SFです。600ページ近い大作ですが、構想の発端は? 当初はアンドロイド化した天皇が日本を統治し続けている、という設定のSFを構想していたんです。いくつかの作中作を含む長編で、その過去編の主人公として南方熊楠は登場していました。しかし書いているうちに過去編がどんどん膨らんで、とても作中作では収まらないボリュームになってしまった。担当さんとも話し合った結果、その
2019/05/22 リンク