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エーリッヒ・フロム「愛するということ」 喜んで与え保証なく信じる|好書好日
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エーリッヒ・フロム「愛するということ」 喜んで与え保証なく信じる|好書好日
フランクフルト学派の精神分析学者、フロムの新訳がベストセラーだ。書名から自己啓発本と早とちりする... フランクフルト学派の精神分析学者、フロムの新訳がベストセラーだ。書名から自己啓発本と早とちりする読者もいたんじゃないか。誤解でこの本に出会えるなら、幸せな誤解だ。 誤解その1。世の中は「どうすれば愛されるか、どうすれば愛される人間になれるか」を考えている人ばかり。この本も、そのためのテクニック集ではないか、との誤解。 根本的な錯誤がある。愛することの本質は自分から「与える」ことだ。「自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、自分のなかに息づいているものすべてを与える」。それは「自分のもてる力のもっとも高度な表現」であり「自分のもてる力と豊かさを実感する」行いだ。与えることは「それゆえに喜びをおぼえる」楽しいことなのだ。 誤解その2。どうしたらすべての人を愛せるか、その教則本、との誤解。 たしかに、愛するのは人の天性ではない。ラブ(愛)は、練習して身につく高度なアート(技術)だ。