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古典の語り直し シェイクスピア、隠れた本質暴く 翻訳家・文芸評論家・鴻巣友季子〈朝日新聞文芸時評21年12月〉|好書好日
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古典の語り直し シェイクスピア、隠れた本質暴く 翻訳家・文芸評論家・鴻巣友季子〈朝日新聞文芸時評21年12月〉|好書好日
青木野枝 ひかりのやま1 日本では松岡和子の全戯曲完訳も成ったところだが、近年、シェイクスピア作の... 青木野枝 ひかりのやま1 日本では松岡和子の全戯曲完訳も成ったところだが、近年、シェイクスピア作のリメイクや翻案が国内外で盛んだ。そもそも古典はなぜ語り直されるのか? 翻案物も手がけるM・アトウッドに尋ねると、「一種の審問でしょう。時空間や視点を換えることで問題の本質を炙(あぶ)りだすのです」と返ってきた。 その意味では、先月紹介した柚木麻子『らんたん』にも日本近代文学への鋭い審問があった。男主人公の「美しい薄闇」のために女性が都合よく死んだり悪者にされたりする男性作家の小説群にヒロインは憤る。 実はこれと全く同じことを、シェイクスピアの半生を妻の目で語り直して話題の『ハムネット』(マギー・オファーレル、小竹由美子訳、新潮社)の作者も述べているのだ。「どうしてみんな、自由奔放な男性芸術家像にこだわるあまり、彼女をこき下ろさなくちゃならないんですか?」と(「波」インタビュー)。 本作主人公の