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廃線27年後の深名線と未完・不通の並行道路…北海道の原生林に消えた大赤字ローカル線の面影 | 文春オンライン
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廃線27年後の深名線と未完・不通の並行道路…北海道の原生林に消えた大赤字ローカル線の面影 | 文春オンライン
赤字ローカル線の存廃に関する議論が注目を集める近年だが、国鉄末期にも全国各地で赤字ローカル線が廃... 赤字ローカル線の存廃に関する議論が注目を集める近年だが、国鉄末期にも全国各地で赤字ローカル線が廃止されたことがあった。ただその際、バスに転換するための代替輸送道路が整備されていなかったり、道路があっても豪雪地帯のため年10日以上通行できないなどの事情がある路線は、どんなに赤字でも廃止対象から除外されている。 北海道の深川~名寄間121.8kmを走っていた深名線(しんめいせん)は、その象徴的な例だ。国鉄が毎年公表していた線区別営業係数の数値は常に全国ワースト10の上位(下位?)にランキングされる大赤字路線だったが、ルートの一部に並行する代替輸送道路が存在しなかったため、JR北海道に引き継がれて平成7(1995)年まで存続していた。 作家の小牟田哲彦氏は、現役時代の深名線を利用したことのある“生き証人”の一人。同氏が、令和4(2022)年秋再びその跡地を訪れた。廃止された過疎地のローカル線の跡