ネット小説の書籍化をめぐってこれから起こること（２０１４．７執筆） - 飯田一史 log

※2014年7月に「新文化」に掲載したもの。多少加筆しましたが、あんまりいじるとそのときの空気が出なくなるのでなるべくママにしました。 - ２０１０年代に入り、ネット小説の投稿プラットフォーム「小説家になろう」掲載の作品を書籍化するレーベルが続々誕生している。文庫や四六判ソフトカバーで刊行されているこのジャンルは、多くがファンタジー小説だが、ノベルスや文芸のハードカバーの棚を奪い、書店での存在感を増している。先駆者アルファポリスは２０１２年３月決算では売上が約10億円、14年では20.５億円と２年で倍増していることが、勢いの一つの証左となるだろう。 本稿では「なろう」書籍化の現況を版元寄りの視点から概観し、今後の展望を占ってみたい。 ■なぜ参入するのか？ ネット小説はウェブ上でタダで読めるが、いくら無料でも人気になる作品とならない作品には歴然と差がある。ネットでの人気投票に勝った企画力の強

[stella_nf]

「新文化」掲載。作家と編集者のトラブルで続巻出版中止って規模の割によく耳にする。

[REV]

ネット小説を書籍化するために生まれたようなレーベルも多いが、オリジナルのラノベでスタートしたが、いつの間にかネット発の小説がオーバーラップしてきたレーベルがあるような気がする。

[cider_kondo]

本題ではないが「横文字がうざったいとか、すかしていて気に入らないという意見もわかるが、どれも原理はそんなにむずかしいことは言っていない」は割と大事だ。結果的に書き手も読み手、双方とも手間は最小になる

[nekoruri]

“作家と読者双方に対して「ああいうのはあそこ向きだよね」という状態をつくること”

[GiGir]

なろう書籍化のターゲットは30代以上の年長層という指摘は興味深い。観測範囲の事実とは重なるが、実際のところはどうなのだろう

[kindou]

実際、レーベル間の差異がよくわからなくなりつつありますね。

[colic_ppp]

丁寧なまとめ。ビジョンのない編集と版元が作家を疲弊させるのは勘弁していただきたいところ。

[fat18]

ネット小説は、完結しない「エタる」ことがよくあるから、出版社が入ることによってそこそこ面白い状態で読めるようになるというのは嬉しい

[medihen]

“オーガニックな紙発の書籍がネットで勝ち上がってきた作品に勝つことは、確率的に言ってきわめて低い。これは個々の作品の問題ではなく、しくみの問題である。打率では、紙発は確実に負ける”

[natu3kan]

大人は20年周期で設定の違うスレイヤーズ（生まれて初めて読んだ俺つえー小説）みたいなのが読みたいんだよ。また20年後にスマホとかタブレットで違うサービスで流行したりして。20年前にラノベで流行した時みたいに。

[mshkh]

小説家になろうのプレゼンスがますます高くなっていくと．