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高度なセキュリティー装置を入れてもサイバー攻撃から企業を守れない理由
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高度なセキュリティー装置を入れてもサイバー攻撃から企業を守れない理由
企業のセキュリティー対策について、いま、担当者が頭を悩ませているのが、サイバー攻撃の手法が日々巧... 企業のセキュリティー対策について、いま、担当者が頭を悩ませているのが、サイバー攻撃の手法が日々巧妙化していることだ。 例えば、近年では特定の組織をねらった標的型攻撃が猛威を振るっている。なりすましメールなどを使ってユーザーの心理的な隙につけ入ったり、システムの脆弱性を突いたりといったかたちで、マルウェアなど不正なプログラムを攻撃対象となる組織のネットワークに侵入させ、感染、外部との通信、拡散といった攻撃をしかけてくる。そして最終的に、個人情報などの機密データを奪取するといった複雑なプロセスをたどる。 巧妙化するサイバー攻撃に対応するために、企業はいくつものセキュリティー装置を配置して多層防御の体制をとっている。しかし、そのシステムを管理するのは人間だ。攻撃者は24時間365日、手を変え品を変え攻撃してくる。その結果、複雑度を増すサイバー脅威への対応は後手後手に回り、セキュリティ担当者の疲労