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個人向け社債ブームにあえて水を差す
58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山... 58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 個人向け社債市場が活気づいている。「日本経済新聞」(4月6日、夕刊)によると、昨年度の発行額は1兆6000億円を超えて、前年度の2.3倍に急増したという。 社債について、筆者は個人的にいささか複雑な気分を持つ。企業が、銀行以外の主体から資金を調達できる道があることは好ましい。日本では、金融債、電電債、電力債といった特定の分野を除いて、これまで社債市場が発達してこなかった。社債市場が活況を呈
2012/05/01 リンク