フェイスブックの「グループ」、金脈に化けるか

フェイスブックの「グループ」は、ユーザーにとっては大きな意味がある一方、同社の利益にとってはそうではないようだ。状況を変えれば会社はもうかるかもしれないが、そう簡単にはいかない。この2カ月間、フェイスブックはユーザーのプライバシーを最重視する方針を明確に打ち出してきた。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）は3月のブログ投稿で自社の今後について6つの焦点を挙げたが、いずれも中心はユーザーだった。先週の年次開発者会議「F8」でもザッカーバーグ氏が基調講演で「ニュースフィード」のような公共スペースよりもプライベートなグループを重視する大幅なデザイン変更を発表するなど、やはり消費者が中心だった。

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「ただ、グループは大人気だ。フェイスブックによると、傘下の全プラットフォームのユーザー23億人中61％は毎月グループを利用している。このうち、所属するグループについて有意義だと答えたのは29％だった。」