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第47回 「涙」と「淚」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
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第47回 「涙」と「淚」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
旧字の「淚」は人名用漢字なので、子供の名づけに使えます。新字の「涙」は常用漢字なので、やはり子供... 旧字の「淚」は人名用漢字なので、子供の名づけに使えます。新字の「涙」は常用漢字なので、やはり子供の名づけに使えます。ただし、旧字の「淚」には、かなり複雑な歴史があるのです。 昭和17年6月17日に国語審議会が答申した標準漢字表には、旧字の「淚」が収録されていました。ただし、その字体は「さんずいに戸に犬」でした。右上が「戸」だったのです。昭和21年11月5日に国語審議会が答申した当用漢字表は、手書きのガリ版刷りでしたが、やはり旧字の「淚」が収録されていて、その字体は「さんずいに戸に犬」でした。この時点の国語審議会は、「淚」の字体を「さんずいに戸に犬」だとみなしていたのです。 当用漢字表は、翌週、昭和21年11月16日に内閣告示されました。官報に印刷された当用漢字表では、ところが、「淚」の字体が「さんずいに戶に犬」になっていました。印刷局が官報に使っていた活字では、「淚」の右上が「戸」ではなく