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『ズートピア』と『動物農場』 - ENDING ENDLESS 雑記帖
ジョージ・オーウェル『動物農場』は、平等になったはずの動物たちが支配層と被支配層へと分化が強化さ... ジョージ・オーウェル『動物農場』は、平等になったはずの動物たちが支配層と被支配層へと分化が強化されていく話だった(そのヴァリエーションであるピンク・フロイド『アニマルズ』も支配/被支配の話)。 一方、『ズートピア』は、平等なはずの場所で種々の偏見、差別がくすぶっており、それが吹き上がりつつ差別と被差別が必ずしも固定化されず、逆転も起きる物語だった。 大きな東西対立が固定化する冷戦構造への入口の頃に生きたオーウェルと、冷戦以後の世界中に種々の対立が偏在する今に作られた映画との時代の差を感じた。 動物農場―おとぎばなし (岩波文庫) 作者: ジョージオーウェル,George Orwell,川端康雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/16メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 56回この商品を含むブログ (42件) を見る アニマルズ アーティスト: ピンク・フロイド出版社
2016/05/31 リンク